世界の目から日本を見れば

by 滝澤兼二

世界の山(高さ順)、川(長さ順)、湖(面積順)、島(面積順)をランキングにしたとき、実は、日本からたった一つだけベスト10内にランクインすることになります。一体それは、山でしょうか、川でしょうか、それとも湖か島なのでしょうか。わかりますか?

正解は島です。

22万7905平方キロメートルの面積を持つ、世界第7位の島が日本にはあるのです。えっ? 佐渡島はそんなに広いはずないし、日本のどこにそんな島があるかですって。答えは本州です。

ちなみに、本州より大きい島は、広い順にグリーンランド、ニューギニア、ボルネオ、マダガスカル、バッフィン、スマトラです。また、このランキングでは、北海道は19位。僅差で20位にサハリン(樺太)が続きます。

日本に暮らす人々の感覚では、本州や北海道(及び九州、四国)を普段、島と呼ぶことは極々稀です(その割に外交の舞台や国際関係を語るときには、すぐに「島国根性」等という表現を使いたがるのは不思議ですね)。しかし、世界地図の中では立派に(?)島扱いされているのです。

本州に住む皆さんは、「私は世界第7位の広さの島で暮らしているんだ」と思うと、回りの景色が少し変わって見えるかも知れませんね。

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2002年1月29日