日本全国バイク紀行~れとが覗いた日本列島

2003.07.02/曇り後晴れ

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4時起床。
気合入ってますねえ。
空を見る。
どんより曇り空。
二度寝モード発動。
気合が足んないですねえ。

8時二度目の起床。
空を見る。
曇りだけどところどころ晴れ間も。
今からだとギリギリだけど、覚悟を決めて出発を決意。

いつか書いたと思いますが、利尻岳登山は2回目です。
前回は2年前。
キャンプ場で出会った女の子が登るから登る、という非常に不純な動機でした。
でも、そのおかげで登山の面白さに目覚めたので、不純でもいいのだ。
で、そんな感じだったので、当然装備はろくになかったです。
ストックは無し。登山靴も無し。靴なんかコンバースのローカットだったもの。
今思えば、とても危険なことをしていたと思います。
反省してます。
もうしません。

まず、歩き始めてすぐにある名水、甘露泉水を汲む。
北海道にはキタキツネが媒介するエキノコックスという寄生虫がいて、生水を飲むときには気を使うんです。
が、利尻にはキタキツネがいないので、生水でも飲み放題なのです。

苔を覗き込んだり島の北麓を眺めたりしつつガツガツ歩く。
高知からいらした方から飴やおにぎりをいただきつつさらにガツガツ歩く。
7合目過ぎから雲に覆われる。
羊蹄山の時と同じパターン。

避難小屋に到着。
ここからは急峻なガレ場の連続。
一歩間違えると奈落の底へ真っ逆さま。
一歩一歩足場を確保しながらゆっくり進む。

頂上に到着。
雲に覆われてはいますが、どんどん風で流されているので時々晴れ間も。
礼文や稚内も見えました。
昼を過ぎてたんですが、思ったより人がいました。
その中に「NHK」と書かれた服を着た人が。
話を聞くと、今度利尻の頂上を撮影するんだとか。
で、今回は下見に来たんだとか。
本番の時は重い機材を頂上まで運ぶんだとか。
しかもハイビジョン用の機材は特に重いんだとか。
さらに何日も避難小屋に泊まり込みなんだとか。
その番組の名は、えーっと、何だっけ?
いつだったっけ?
お盆の頃だったっけ?
あやふやですいません。

昼食を食べて、着替えて、いよいよ下り。
登山初心者にとって、本当に恐いのは登りでなく下りなんです。
特に利尻岳は9合目から上が急で、足場の確保がたいへんなんです。
登り以上に気を使いつつ下る。
すると、すぐに雲が晴れて二重丸の展望が現れました。
でも見とれてると足を踏み外しそうなので、止まって前を見て、下を見て動く、という感じで進んでいきます。

キャンプ場に到着。
はしょり過ぎ…。
前を歩く方の歌声がキレイだったとかあったのに…。

そのあとは、礼文でお会いしたハナさんとダニエルさんと合流。
しずかちゃんさんとへびぢさんも参加して、当然のように酒盛り。
ダニエルさんのキャンパーネームがくまさんに決まったり、みんなで衛星を眺めたり、寒かったけどとても楽しい飲み会でした。

あ、キャンパーネームってのは、キャンプ場でのアダ名です。
一応僕にもキャンパーネームがあります。
「きいろ」。
おととしは黄色い服ばかり着てたので。
ただ、僕の前に「きいろ」さんがいたらしく、今は使えません。
で、今は「あまりーよ」。
スペイン語で黄色。ダニエルさんに教えてもらいました。
なんだか半端者みたいで、ある意味ピッタリ。

今日の一枚目は利尻岳頂上。
ほこらがいい味出してます。
二枚目は花。
今パンフレットを見てみたら、たぶんイワベンケイです。