11月20日(月)

 昨日、無事数字入れが終了。

 当然ながら、昨晩できあがった15枚の紙(以下「第1稿」)には、数字のほかに解答のループやらペケやらがぎっしり書き込まれており、このままではチェックしようにも何がどうなっているか分からない。
 そこで、第1稿から数字だけを抜き出すという、写経のような作業が待っているわけだ。書き出す数字総数10000字以上。秒間1文字のペースで書き写しても6時間以上かかる。書き写すだけで半日仕事である。

 まずは用紙作成から。抜き出して出来上がる「第2稿」を部分修正したものがそのまま作者側の定稿(編集部に渡す原稿)になるので、方眼紙ではなく、ちゃんとスリリン用の「ドット」の描かれている用紙に写しておく必要があるのである。パソコンで専用用紙を作成し、トレース作業開始。数字の作り出す文様がペン先から徐々に出現していく様子は、見ていても気持ちがいい。

 骨がじくじく痛む右手親指をこらえつつ、明け方までかけ書き写し終了。どうせミスはあるのだが、チェックするには解いちゃった方が早いので見なおしは省略。すぐさまコピー。家にスキャナがあるのはこういうとき便利である。しかしほんとに家から出ないな~。プチ引きこもり。

 できあがったものを切り貼りしてポスターを作る。両面テープを使うのは実に4年ぶり。星型多面体(11月3日の日記参照)といい、今月は妙に工作づいている。

 床において、しばらく息を止めて眺めてしまう。自分でいうのもなんなんだが、おぉ、なんと美しい。やはりスリリンマニアを自称するからには、部屋にポスターとして一つは飾っておかねばなるまい。ちなみに、前回のやつも額に入れて飾っておりました。折り目のないものがもらえるのはやはり役得といったところであろう。ふふふ。

 インテリアとしても最適の「デカビロ2」。あなたのお部屋を悩ましく彩る数字のポスター、是非お一ついかがですか?
 いや、もう、自分で宣伝したくなっちゃうくらいなんだってば。ほんとに。