1998年のニコリを振り返る

1998年に発売されたニコリ

71号 2月10日発売
72号 4月10日発売
73号 5月10日発売
74号 6月10日発売
75号 7月10日発売
76号 8月10日発売
77号 9月10日発売
78号 10月10日発売
79号 11月10日発売
80号 12月10日発売

1998年のニコリを振り返る

前年の70号で予告したとおり、隔月刊で続いていた本誌は、4月発行の72号から月刊となりました。本のサイズもページ数も値段もすべて変わるという、大変革の年となりました。

71号は隔月刊最終号。「お言葉に甘えて」「なんでもアンケート」はこの号で最終回。代わって、復活の「発想飛びコンテスト」「平均大賞」に、新コンテスト「新聞切り貼りコンテスト」が登場。

また、カックロなどのジャイアントのマス数が変わること(カックロは27×33マス、スリザーリンクやぬりかべなどは35×47)が告げられ、月刊化の準備は着々と進みました。

72号から月刊。本のサイズはA4判と大きくなり、本文64ページにハガキつき。開きやすい中綴じになり、定価は税込み530円に変わりました。

さらに、編集長も(金)から(起)にチェンジし、内容もガラリと変わりました

表紙は西谷直子さんのイラスト。さらに、巻頭に取材記事を毎号3、4本。この号では、1980年に創刊した雑誌や夢枕獏さんインタビューなどがありました。

パズルページも大幅に変更。ページ数が減ったので、毎号すべてのパズルが載るわけではなく、レギュラーのパズルも月替わりで掲載。

さらに、新コーナー「マンガで解き方を覚える」がスタート。取り上げられるパズルは、その号で多く掲載されることになりました。

まちがい探しは月の数に変わり、5月号だったので「Only 5 Errors」に。

前号まで続いていた「ふらりパズル探訪」は終了し、代わりにパズル情報をお送りするページとして「ニコリ・トピックス」が始まりました。

73号の読み物では「平均的な県」を独自の視点で探り、三重県に決定しました。

「オモロパズルのできるまで」では、波及効果が初登場。久しぶりのヒット作となります。

山内訪(訪)がスタッフに加わり、編集後記のイラストに登場。

74号も「オモロパズルのできるまで」が熱かった。この号では、「やじさんかずさん」が初登場。現在は載っていませんが、ウソの数字がある、というルールで人気でした。

75号号では、25までの数字を使う数独・ザ・ジャイアントが本誌初登場。月刊のサイズだから実現しました。

76号は、推理パズルが「マンガで解き方を覚える」で取り上げたため、久しぶりに多数掲載。

77号は、2回目の発表を迎えた「新聞切り貼りコンテスト」が大盛り上がり。5センチ四方の紙面で、「ン」と「ん」を合わせて47個も拾った人が現れたのでした。

78号では、「マンガで解き方を覚える」で取り上げられたナンバーリンクが、なんと14題も掲載されました。1種類の数字のパズルとしては、当時の最高記録かも。

79号の読み物では、「大通り選手権」を開催。スタッフが大通りを歩いていろんなものを探すコンペで、以降、いろんなテーマで何回か「○○選手権」が行われたのでありました。

80号では、「地下鉄早乗り選手権」を開催。これは、東京の地下鉄全線を乗るのにかかる最短時間を競うものでしたが、駅と駅のあいだは一律2分で走り、乗り換えの時間を一律5分かかるものと設定したため、1位が多数出る、という結果になったのでした。