1982年のニコリを振り返る

1982年に発売されたニコリ

6号 1月30日発行
7号 5月30日発行
8号 10月30日発行

1982年のニコリを振り返る

1982年も年に3回発行されましたが、発行間隔はやや延び気味。6号の表紙に、「ニコリは目にとまった日が発行日」と入れたらとてもウケた、というエピソードがあったという話ですが…。

6号は、迷路をいつもより多く掲載。この号では、のちにニコリのデザインを担当する吉岡博氏(当時のペンネームは、発行所名をもじって「魔法鹿」)が迷路作家としてデビューしています。

7号では、作者の趣味が前面に押し出たクロスワードが掲載され、以降そのような問題は「シュミシュミ」と呼ばれるようになりました。

また、「出張馬房」のページで、毎号1店ずつくわしく紹介するコーナー「出張馬房を紹介します」がスタート。第1回は、東急ハンズ渋谷店内にある寿楽洞書店。この連載は、16号まで10回続きましたが、置いている書店が限られているニコリにとっては貴重なページでした。

7号では読者アンケートを行い、その結果を8号で発表。当時は10代の読者が多数派で、パズルの面白さもさることながら、ある種のマイナー性がウケている、という結果が出ています。

この8号では、ニコリ以外のキャラクター5匹(ミュー、タント、ニキチ、ニン、ムー)の名前が決まりました。