2008年のニコリを振り返る

2008年に発売されたニコリ

122号 3月10日発売
123号 6月10日発売
124号 9月10日発売
125号 12月10日発売

2008年のニコリを振り返る

この年は中田圭(な)が入社し、後記のメンバーが、123号から13人になりました。

8月には横浜の有隣堂書店で、ニコリ展「ニコリが来た! Sudoku is coming」を開催。数独早解き大会や講演会など、8日間でいろんな催しを行いました。

この年出た新しい本は「ワンダフル メイズ」「やさしい数独」など。

122号の主役はLITS。初めての人向けコーナー「ニコニコスクエア」から、ジャイアントまで計8題掲載。しかも最後の8番は、超難解にして解くと絵が出るという傑作でした。

一方、懸賞パズルのスリザーリンク・ザ・ジャイアントは、できた輪の中に入った0の個数が0個。0はすべて輪の外側にあるという、これまた傑作でした。

読み物ページでは、これまでのニコリ事務所があった場所を訪ねる旅を掲載。町田時代の事務所は跡形もなく、新たにマンションが建っていたことなどが判明したのでした。

123号は数字の並びがキレイ、ということで、特集のテーマは「1、2、3」。また、参加者の中で123番目に小さい数字を書いた人が勝ち、というギャンブル「1、2の3コン」も開催。ちなみに、123番目に小さい数字は、「615」でした。

読み物ページでは、世界的なパズル作家ストライボス氏へのインタビューを敢行。極貧時代のエピソードなど、パズル以外の話も盛りだくさんでした。

パズルページでは、あっという間に定番パズルになったネットワーズが、カラーで登場。

「オモロパズルのできるまで」では、シャカシャカが初登場。ここからまた新作ラッシュが始まります。

124号では、3文字熟語が473個も入っている、漢字シークワーズ・ザ・スーパージャイアントを掲載。解くのに時間がかかるパズルとしては、歴代ナンバーワンクラスだったかもしれません。

「オモロパズルのできるまで」では、のりのりが初登場。オモロパズル以外のページで、ポーカーを題材にしたパズル「ラインラインポーカー」が初登場。なかなか好評で、126号にも載りました。

読み物ページでは、有隣堂で行われたニコリ展の模様をリポート。

125号では、1種類のパズルを特集する「どっさり」が、この号の波及効果をもって最終回。88号から「Special」そして「どっさり」と続いてきたパズル特集が終了しました。

正解者の名前を全員載せることでおなじみの着順発表では、四角に切れを解いてから波及効果を解く、という問題を出題。これは傑作でした。

読み物ページでは、私(安)の本「世界最大の虫食い算」(文春新書)が発行されることになり、その虫食い算(全長200mもある)を広げて写真を撮るところをリポート。製作から20年、広げたのは初めてのことでした。