2007年のニコリを振り返る
2007年に発売されたニコリ
118号 3月10日発売
119号 6月10日発売
120号 9月10日発売
121号 12月10日発売
2007年のニコリを振り返る
この年はなんとスタッフが4人も増えました。竹内順二(竹)、阿保佑子(阿)、箕輪智美(の)、菱谷桃太郎(も)で、ついに社員は20人を超えました。
また、スイス大使館で行われた数独イベントをサポートしたり、ニューヨークのブックエキスポに出店するなど、国内外でいろんな出来事がありました。
さらに、「ニコリくん」「古くて新しいパズル」「ポタリ」「数独攻略ガイド」などいろんなタイプのパズル本を出し、4月にはケータイでニコリのパズルが遊べるサイト「ニコリのケータイパズル数独」もスタート。
とにかく盛り上がった一年でした。
118号の「オモロパズルのできるまで」では、前年の116号でデビューしたスラロームが後ろのページに昇格。さらに、史上最年少、9才の作者が創作した「ことばみち」も掲載。掲載されたのは2回だけでしたが、ルールがわかりやすくていいパズルでした。
119号では後記がリニューアル。(ゆ)(の)(も)の3人が加わって、総勢12名が後記を書くことになりました。
コンテストのページでは、二択の設問を繰り返して回答者の少ないほうが勝ち残っていく「少数決」を開催。好評だったので、このあとも何度か行われるようになります。
1種類のパズルを特集する「どっさり」には迷路が登場。浮き出しメイロと「Color Maze Composition」はどちらも裏表両面を使う仕掛け物。また、とじこみの天体ショー・ザ・スーパージャイアントは、解いたあとに浮き出しメイロが現れる、という大作でした。
120号の「オモロパズルのできるまで」は、記念すべき第100回。アンドレはこの号が初お目見え。また、過去のオモロパズルをいろんな角度から勝手に表彰する「オモパアワード」という企画も行いました。
「どっさり」にはLITSが登場。ペンシルパズル本発行も11月に決まり、しかもこの号ではとじこみでスーパージャイアントも掲載。
スラロームのカラー版「カラローム」が初登場。数字ではなく、旗門の色の順番を推理しながら解きます。その後は年に1回くらいのペースで掲載されています。
読み物ページでは、ニューヨークのブックエキスポの模様をリポート。さらに、各ページの下(ハミダシ)では、前号まで続いていた「カンゲンコン」が終了。代わって、2つの言葉を連想でつなげる「いろはにコン」がスタートしました。
121号では、数独の算額を作って、群馬県の神社(上野国一社八幡宮)に奉納するという企画を敢行。この号でその様子をリポート。
「オモロパズルのできるまで」で、イラストを使う言葉パズル「ネットワーズ」が登場。実はこのパズルの祖先は、119号登場の計算系パズルの「ボサノワ」。それが120号で言葉のパズル「ボサノワーズ」に変化し、さらにこの号でネットワーズに。複雑な計算パズルが、半年でわかりやすい言葉パズルに変わる、という珍しい進化を遂げ、ネットワーズは翌年には定番パズルの仲間入りをはたしたのでした。