12月4日(月)

 デカビロ編集担当のカナモト氏と別件で会う。

 事務所に行くと、アンプク氏が同時発売である「デカビロ・カックロ」の原稿を見せてくれた。さて問題、アンプク氏は4日現在どこまで進んでいたでしょうか?

 そんなことより。

 カナモト氏と飲んでいると、当然のように、「最近、デカビロ、どうしたんだ?」と詰問される。

 じっとりした嫌な空気。

 多忙を怠惰の言い訳にするのは人を駄目にするそうなので、それ以外の言い訳を必死に考えてみるものの、なかなか思い浮かばない。

 実家の母が病気で…それなら飲みに来るな、という感じである。同様に親戚の危篤も交通事故も冠婚葬祭も天変地異も無理だ。

 家でボヤがあって、いえ、家財道具は大丈夫だったんですけど原稿だけが…そんな都合のいいことは起こらないものである。第一その状況なら犯人は自分ではないか。

 昨夜犬の散歩をしていると宇宙人に連れ去られて、円盤の中で金属片を埋めこまれたところまで記憶があるんですが…というのもありがちである。実際にこの言い訳を使った人を僕は1回だけ目撃したことがある。

 夢の中に小人が出てきて僕に踊らないかと言ったんですが、ええっと、それでその小人が、あの…あ、つながらねえやこの話。

 プロ野球140試合制に抗議するためにささやかなストライキを行っている最中なのです、というのはどうでしょう?なかなかいけると思うのですが。

 結局、「指が痛いので」などとわけのわからない言い訳をしてごまかしてみる。しかし確かにパソコンを使うようになってから鉛筆を長時間持てなくなり、確かに痛い。しかしそのことと第2チェックが進んでいないこととは実際のところ何の関係もないのは、みなさんのご推察の通りです。
 そう、要するに、怠惰なのです。

(ちなみに、先ほどの問題ですが、「とりあえず、黒マス配置ができた」ということでした。まあお互いがんばりましょう)