11月14日(火)

 日記が一日飛んでいるのはなぜか、といった細かいツッコミは禁止である。マンガ喫茶でパタリロ全巻読破、などという時間の無駄遣いをしていたわけでは決してない。いや、断じて。

 というわけでパタリロのナンセンス・ギャグが頭に出てきてしょうがない午前10時に作業開始。BGMは「ティン・パン・アレー」のベスト盤である。「JACKSON」を適当な英語で口ずさみながら用紙「1B」を埋めていく。
 僕の場合、作っている時に耳から入ってきた音楽やドラマは、作品と一緒に記憶の片隅に刻印されるようである。自作を解きなおすと、作っていたときに聞いていた音楽がくっきりと思い出せたりする。役に立たない特技の一つだ。
 この前も、5年以上前に作った「スリリン・ザ・スーパージャイアント」を気まぐれに解いていたら、頭の中に突然、「ジェットストリーム・・・。」という声がした。知らない方も多いと思うが、その昔、どこかの飛行機会社が提供しているそんなFM番組があったのである。間違いなく僕はラジオを聞きながら作っていたのであろう。
 ちなみにその先を解いてみたらなぜか中島みゆきの鼻づまりの笑い声が記憶に甦ったのだが、あれはいったい何なのだろう。やっぱり同じFM番組なのだろうか。識者に情報を求めたいものだ。

 というわけで、大瀧詠一やら細野晴臣やらのヴォーカルがいっぱいに積めこまれた上部領域が完成。面積でいうと、だいたい6割程度の数字入れが終了したことになる。先は長い。

 夕刻からは仕事で外出。終了後、体の緊張をほぐすため、行きつけの飲み屋数軒に寄る。職業病の予防のために仕方ないのだ、と自分に言い訳しつつ鯨飲。

 帰宅してみると3時を過ぎていた。ほんとはもうちょっと作業を進める予定であったが、倒れるように就寝。