2016年07月04日 15:44

暑い。さびしい。

 東京はカンカン照りの日々。舗装道路の熱は50度を超えているだろうね。フライパンの上を歩いているかのよう。
 私が人生でいちばん熱かったのは、10年前だったか、ヤンゴン(ミャンマー)からクルマで80kmくらい行った鉄工所の集まっている町。
 昼間の気温が40度を超えている中で、鉄板の圧延、熔接、もろもろをほとんど屋外で行っていた。その人数、1000人以上(カジ調べ)。
 黙々と働いている人たちを見ている私は、暑くて立っていられず、といって日陰はなく、汗もなくなり、脱力、アタマから血がなくなっていった。
 そこに、薄くてでかい鉄板を6人がかりで持ち、1枚1枚、20m近く運ぶのを手伝った。軍手の中の指は熱くて腫れていった。現地の人は平気の平左。
 それからの2日間は空白。


 おとといの昼間、蒸し暑い東京の外れの歩道をだるく歩いていたら、お年寄りを追い抜くことに。そしたらお年寄りがボソッと不機嫌そうに言った。
 「アチナンチュウ」
 はあっ。うまい。


 昨日の昼間、蒸し暑い東京の外れの公園をだるく歩いていたら、お年寄り2人がベンチに腰掛けていて、通りすぎるときに会話が聞こえた。
 「もう日の出が遅くなっているんですよねえ。はやいなあ。秋に向かって」
 「さびしいですねえ」
 震える名言。
 私は先輩の域に達することができるのだろうか。

#id16070001 | 雑ネタ | posted by 鍜治真起